《続》俺様ホストに愛されて
あたしは一人その意味がわからずにポカンとしていた。
「うふ。妃芽ちゃんモテモテね」
なんてユメさんがこそっと耳打ちして来たけど。
モテモテ?
あたしが?
ノボル君があたしのことを好きだってこと?
あはは、ないない。
でも、リュウも前にそんなことを言ってたような。
すっかり忘れてたけど、前にそれで妬かれたこともあったっけ。
ありえないのにさっ。
「ひーめ」
背後からリュウの低い声が聞こえた。
ノボル君はギョッとしてそんなリュウに視線をやる。