《続》俺様ホストに愛されて
さっきまで涼しいところにいたのに、額にはうっすら汗が滲んでいる。
汗かいたらメイクが落ちちゃうよ。
「もっとあいつといたかったのかよ?」
突然足を止めて険しい顔をあたしに向けるリュウ。
眩しいくらいの太陽に、思わず目を細める。
あいつって、ノボル君のこと?
「今そんな話してないじゃん。なんでいきなりそうなるの?」
ただあたしは、あんな帰り方して皆に気を使わせたんじゃないかなって心配なだけ。