―君ノ隣―


「雪!」


「智くん…。」


「はぁ…はぁ…やっと追いついた…。
返事こないし電話でないし。心配したんだぞ!?」


「心配って…ずっと…
ずっと美羅さんとしゃべってたじゃん!!
弁当も一緒だし…。」


「もしかしてヤキモチ?」


「そうです!!」


「かわいすぎっ!!!」



顔を赤くしながら怒っている雪を見て愛しく思い抱きしめた。

でも不安にさせて怒らせたんだよな。



「ごめんな。」


「ううん。走ってきてくれて嬉しい。」


「今からどっか遊びに行くか!」


「うん♪」



雪と二人で遊ぶの久しぶりな気がする。話したのも久々な感じがした。

ごめんな。気づいてやれなくて。

でもヤキモチ妬く雪も好きだよ。



「なに笑ってるの?」


「いや…ヤキモチ妬く雪も可愛いなって。」


「ばか!!///」


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