―君ノ隣―

雪奈と美羅



雪奈side


さてさて。ヤキモチ事件が起きたりもしたけれどいつも通り仲良くしています。
ただ美羅さんが怖い。私が智くんと話してたりするとじっと見られる。

いや…睨まれる?でもどこか切なそうな顔をする。

もしかして…美羅さんは…。

そんなある日の昼休み。ご飯を食べ終わりみんなで話している時だった。


「あ、そういえば。雪奈ちゃん。ちょっといい?」


「うん…。」


「ちょっと雪奈ちゃんを拐って行きます♪」



教室を出てスタスタと歩いて行く美羅さんのあとをついて行く。

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