SAKURA【短編】
ふと、その先の洋館に目をやるとーーー


人の気配があった


無意識に足が向いた


門が開いていたので


そっと、中へ入った


久しぶりに見た洋館は


庭もきれいに手入れされていた








その人は


夢だったのか現だったのか


今も尚、


私にはわからないあの桜の木の下で立っていた


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