禁断×禁断
「ほら他事なんて考えてる余裕なんてあるの?」

そう言って私の一番弱い場所を刺激する

「あっ!」

熱を帯びた声を吐息まじりに囁く
それだけで私の体温は上昇する

「…先輩ってさ……
 …俺と課長とどっちが気持ちいい?」
「~~~~~!」
答えられなくて俯くと

「…答えられないのならもうしてあげない」

急激に下がる温度に
思わず腕を掴んでしまう

「っや…そんな事っ
 恥ずかしくてっ…言え…ない…」

どこかでこの悦楽を手放せないと
思ってしまう自分がいる
課長の事が好きなはずなのに
この瞬間だけはいつも分からなくなる

「じゃ、俺にも望みはありそうだな
 あんな上司やめて俺にしなよ」
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