BrandNewDay
 千鶴はふわり微笑むと僕にちゅっ…と音を立てキスをした。

 「ばーか、お前また変なこと考えただろ。あのなぁ、お前はちょっと考えすぎなの…お前の思考当ててやるよ。俺がどうしてこんなに上手いのか、まさか…他の女とか男に…でも…俺は素は子供だ。けど皆の前ではクールで…彼女とかいなかったはず…。俺がこんなことした事あるか…?とか思ったんだろ?」

 まさにそのまんまで僕はびっくりした。だって本当にそのまんまの思考だったから。

 キョトンとしていると、千鶴はこつんと僕の頭を指で弾いた。

 「…図星のようだな。あーのーなぁ、そりゃ俺は素は子供っぽいし、みんなん前ではクール気取りかもしれない。正に彼女はいない。けどな俺は男だ。エロいDVD見て何が悪い。ただ見たのをしてるだけで、結論!俺はこういうのしたことない。だから、そんな顔すんなって」

 …やっぱり千鶴は変態だったのか。いや、そうじゃなくて千鶴は僕が考えてることを見えてるかのようで。

 「うん…千鶴ってやっぱり変態千鶴だね」

 僕はくすり笑った。そしたら千鶴は口を尖らして言う。

 「な、なんだよ。男ならちょっとくらい変態でもおかしくねーっての。お前だって変なことで考えてんじゃんか。人のこと言えねーって」

 「なんだって?変態千鶴」
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