BrandNewDay
 「正解っ!俺はお前の誕生日が祝いたくて…だからほら…」

 …?…あっ。

 「ショートケーキのネックレス!」

 「誕生日プレゼント。あ、プレートもつけて貰ってたんだ。これ、予約したんだ。あの、蓮が帰ったあとに自分の家に帰って、貯金箱からお金抜いてさ」

 「プレート…?あ…『Ren&Thizuru』…まさかその帰りに大型トラックに…?」

 「……ああ。曲がり角で急にトラックが出てきて、意識が無くなったあとに、病院で寝てる身体を置いて、魂で抜け出して蓮のとこにっ……っ」

 「千鶴っ!?」

 千鶴は苦しそうに胸を抱えながら、弱々しい笑みで言う。

 「蓮…俺、…たくない…」

 …泣いてる?僕は座り込み千鶴をぎゅっと抱きしめる。きっと他の人には千鶴は見えてないからおかしな奴だと思われているだろう。でも…僕は。

 「死に…たくない…よ…」

 「大丈夫…千鶴…死なないよ…ゆっくり目を閉じてよ、僕、プレゼント…すっごい嬉しかったよ?あのね、実際に千鶴が死んでないって聞いて安心した…」

 …千鶴の体がだんだんと透けていく…?

 「あのね、千鶴が目が覚めたら僕…伝えたいことがあるんだ…だから、千鶴、負けないで頑張ってよ…死んでなんかない、いや、千鶴は死なないよ…あっ」

 その瞬間千鶴はふっと消えた。

 …千鶴、意識戻ったかな…?死んでないよね?

 僕は千鶴が搬送された病院へ急ぐのであった。
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