Dear...
「話したい事があるし。車だと…近くて緊張するから、話づらいからな。」

「じゃあ、家に着いたら、話してくれるんですか?」

「うん。」


おかしな理由だと思ったけど、別に構わなかった。

どんな話をするのかは、まだはっきりと分からないけれど。

それでも、

一緒にいれるだけでこんなにも幸せなのか、と、

くすぐったいような気分がとても心地よくて。



知らぬ間に、眠ってしまった。
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