君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~

2人きりの家

………ど、どうして……?


麻里亜があたしに……「死ね」って…。



『私の好きな人と付き合って!』って……。


あたしと龍汰のことを見てたのは、麻里亜だったのかな?


麻里亜は、龍汰のことが好きだったの?



…あたし、麻里亜から見たらただの邪魔なやつになっちゃったの?



「……みやび…ちゃん…?」


「えっ?」


突然名前を呼ばれて、あたしは驚いた。


声のした方を見ると、切なそうな顔をした爽志君が立っていた。


「……わぁーん!!」


「えっ!!」


爽志君の顔を見たとたん、言い知れぬ悲しさがあたしを襲った。


涙か溢れて止まらない。


「だっ、大丈夫!?」


爽志君はあたしをぎゅっと強く抱きしめた。
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