君と恋する奇跡~優しい笑顔に恋をして~
「マジ!?」


「うん」


「やったー!!」



龍汰は大喜びしている。



「でも、デートとかはあんま
しないよ?」



忙しいし…



「うん。それでもいい」


「あと、このことはみんなには
秘密にしてね!」


みんなには知られたくない。



だって、絶対責められるでしょ?



龍汰はみんなの王子的な存在
なんだから。


「わかった」



「じゃ、帰るね?」


「うん!」


―ガチャッ


あたしは屋上の扉を開けて、
中に入った。


そんなあたしに龍汰もついてくる。



…え?


まさか、一緒に帰るの?
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