輝く光の中で
学校での生活、寮での彼女との生活、そして旅行・・・・。

旅行の帰りに事故に遭った事。

そして何より、兄が怒ったのが、彼女に対して手切れ金を渡した
事、しかしその小切手は、エドワードの目の前で破り捨てたらしいが・・
話を聞いていて、あまりに兄が可哀想になった・・・。

セドリック達の話では、兄は、彼女と結婚したくて、もし許されないのなら
『王位継承権』を放棄する!とまで言っていたらしく、兄の彼女に対する
愛の深さを感じた。

そんな話を父から聞いていたら、エドワードが入って来た。

「陛下、アルフレッド様が見つかりました・」

「どこで、見つけたんだ?」

「はい、町の教会の中で、倒れていたのを、教会のシスターが
 見つけ、救急車で病院へ運び込まれました・・・。」

「そうか、わかった。後を頼む・・・」

「はい、かしこまりました。」と、エドワードは、部屋を出て行った。

「お父様、お願いです。お兄様の、彼女を捜してください。」

「「・・・・・・・・。」」

「お母様も、今のままでは、お兄様が壊れてしまいます。王室の
 事を考えるよりも、まずは、一人の人間としてお兄様を
 救ってください。お兄様が出来ない分、私がカバーします。
 とにかく、お兄様を、お兄様の心を助けてください。
 お願いします・・・・。」

「「・・・・・・・・。」」

「あなた、私からもお願いします。アルフレッドの好きな子を
 探し出してください。もし探し出せなかったとしても、何も
 しないのと違って、アルフレッドは、納得するでしょうから・・。」

「わかった。ダニエルを呼んでくれ・・・」

そう父は言って、側近のダニエルを呼んで、兄の彼女探しを
依頼した。
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