輝く光の中で
土曜日、私は、空港に智を迎えに来ていた。

「万梨阿!」

「智!元気だった?」

「俺は、元気さ!万梨阿こそ、少し痩せたんじゃないか?」

「うん、ちょっとね!さすがに、イギリスの食の事情が・・・・。」

「まぁーイギリスは、仕方ないさ。気候的に新鮮野菜が少ないからな」

「そうなのよ。一般人は、冷凍野菜を使うのが殆どだから・・。
 仕方ないのよね・・・・。」

他愛のない話をしながら、結局、智が泊まるホテルのレストランに
入り、二人でこれからの話をしながら食べた。

「父さんや母さんは元気?」

「あー、二人とも元気だよ」

「しかし、思ったより早く、卒業したわね。当然、MBAも取得
 したんでしょ!」

「当たり前だよ。俺を誰だと思ってる。」

「その自信が羨ましいわ・・・・。で、結局、会社にはいつから
 行くの?」

「来年の4月からの入社だ。それも一般社員で・・クククッ」

「なんか楽しそうね・・?」

「もちろん、まぁー、4月までは、バイトとして会社に入って
 会社の中をいろいろ見て、4月からに役立てるつもりさ!」

「お爺様も、少しは休みをくれても良いのにね・・・。」

「仕方ないさ!伯父さんも、首を長くして俺が行くのを
 楽しみにしているみたいだしな。
 あっ、伯父さんだけじゃないな、伯母さんもだな・・・。」

「あの二人は、本当に、私たちを溺愛しているわよね。」

「まぁーな、自分たちに子供がいないし、ましてやお互い
 兄弟同士が結婚したんだ。身内も身内で、実際血の繋がりが
 あるしな!」

「ほんと、そうね・・・・。」
< 20 / 239 >

この作品をシェア

pagetop