輝く光の中で
年が明け、元旦は、お爺様とお婆様の本宅に、九条家の人間が
集まる。

といっても、お爺様とお婆様、伯父様に伯母様、そして私達
家族の8人だ。

2日の日は、会社関係者及び九条家の親戚一同が集まり
新年の顔合わせが、行われる・・・。

ただ、私達家族は、その集まりには参加しない。

私達家族は、一応九条の籍には、入っておらず、父と母は、形式上
勘当された形で、九条の人間とは関係のない事になっている為、
その集まりには、参加出来ない。

智は、身分を隠しているし、両親もアメリカで、九条の関連会社
にいるが、やはり身分を隠し、働いている。

両親は、九条の関連会社に居ながら、極秘で九条のアメリカ支社の
経営にも携わっている。

要するに、表には、一切出ずに、九条を陰で支えていることになる。

「あけまして、おめでとうございます」

と、一同が顔を合わせた。

「万梨阿、元気そうだな」と、正平伯父様。

「万梨阿ちゃん、綺麗になったわね。」と、綾子伯母様。

二人とも、子供がいないせいか、私たちを、とても可愛がってくれている。

もっとも、伯父様と父は、兄弟で、伯母様と母は姉妹で、兄弟同士が
結婚したのだ。

だから、私達とも血の繋がりがある為か、小さい頃から可愛がって
貰っていた。
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