輝く光の中で
次の日、夕食を家族で食べ終え、皆で寛いでいた時

「父上、お話があります・・・。」

「どうした、アルフレッド?」

「はい、実は、結婚したい相手がいるのですが・・・」

「「「・・・・・・・。」」」三人は、固まった・・・。

「どう言う事だ。アルフレッド。説明しろ!」父の怒りを含んだ声がした。

「はい、実は、今年、日本から留学してきた女性を、好きに
 なり、今、交際をしてます。出来たら、彼女が、留学を
 終えると同時に、結婚したいのです。」

「本気なのか・・・・?」

「はい。今まで、人を本気で好きになったことはありませんでした。
 でも、万梨阿に会ってからは、自分でも可笑しいくらい好きなんです。
 どうか、許して頂きたいのです・・・。」

「「・・・・・・。」」母と妹は、呆然として、言葉が出ないようだった。

「その子は、どこの娘だ?」

「彼女は、日本人で、一般家庭の娘です・・・」

「なに・・日本人? ヨーロッパの人間じゃないのか!?」

「はい、生まれは、アメリカだそうですが、両親ともに日本人です」

「・・・・。ダメだ! アル、よく考えろ。今まで、我王室は
 国内からしか妃をもらっていない。ヨーロッパ人ならまだしも
 アジアからの、それも貴族でもない娘を、クレメレン王国が
 迎えることは、出来ない! 頭を冷やせ。
 とにかく、卒業までには、別れろ!そして、身を綺麗にしてから
 国に戻って、クレメレンの貴族の娘と結婚しろ。いいな!」

「・・・・・・・・・・」ギュッと、俺は、唇を噛みしめた・・・。
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