うそつきおおかみ
焼き鳥屋だった。

「好きなのに丸してカウンター

 に出してください。」

「はーい。

 ありがとうございまーす。」

店員のお兄さんにも、

ありがとうございます。

とかいうところ、

好き。

「やばい、これうまそ・・

 ミーも食う?」

「うん。」

ミーと呼ぶのは彼だけ。

ミーと呼ばれるのが好き。

そう、

結局私は、

彼が好き。
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