痛々しくも生きている
ポカンどころかアングリ顔。

たいそう間抜けだと思うけど笑うなよ。って後ろからきょうちゃんの笑い声聞こえるんだけど。

お前アタシの顔見えてんのかよ。
すげぇなオイ。


……なんて脱線話(現実逃避)は置いといて。



「ちょっと待てよッ!」



入学式が終わって早々、アタシは生徒会室に来ていた。

呼び出されたとかンなんじゃなくて、アタシが文句を言いに来ただけ。



「君には罰を与えると言ったでしょう?これでも易しい罰……いや、それどころか生徒会に入るということはこの学園で誰もが羨ましがることです。

本来なら、これは罰とみなされません……が。

ここ(生徒会)での仕事で仕事という名の罰を与えましょう」

「ざっけんな!そもそも生徒会役員任命だあ?ッハ、アタシみたいな奴に務まるとでも思ってんのかよっ!」

「思ってないですよ」

「思ってないんかいっ!」



じゃあ選んでんじゃねぇー!!
他にも別の罰的なモンがあるだろーよ!!


そう抗議するも腹黒チビ生徒会長は全部スルーしやがる。

ムカつく…っ!

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