輝龍―崩壊篇―【完】
「海斗…あたし「黙れよ」
そう言って、海斗の唇があたしのそれをふさいだ。
反論しようとした言葉は海斗の唇に阻まれた。
「ふっ…んんっ…」
声を出そうとするけど、出てくるのは甘い吐息だけ。
聞いたことがない自分の声に顔が赤くなるのが分かった。
「かっ…いと…」
ついにあたしは苦しくなって、海斗の胸を叩いた。
「んっ…わりぃ…」
そう言って離れた時の海斗の顔は、あまりにも切なそうで、言おうとしていた文句を思わず飲み込んでしまった。
「好きなんだよ…」
海斗が呟いたその言葉は、再び重なった口に吸い込まれていった…
あたしは、抵抗できずに思わず受け入れてしまった。
その行動がさらに海斗を傷つけると気づかずに…