輝龍―崩壊篇―【完】





「龍狂……―



情報と現場指揮は任せるぞ。」




親父の…決意の声だった。




「御意」




俺はもちろん引き受ける。




「狂桜、お前は…



龍狂の補佐だ。」




「えっ…。あ、御意!」




俺と族・組潰しはやっていても、抗争では下っぱ扱いだった龍陽は、驚きすぎて声が裏返っていた。




そして、驚きと同時に…とても嬉しそうだった。





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