イケメン御曹司とラブ甘同居
そのお店は、どこからどう見てもBARらしき店。




「いいから…はいろう」


南朋に手を引かれてそのお店に入ると、まるで顔パスのような接客をされて、個室に通された。

そして南朋は、飲み物と軽い食事を、手慣れた感じで頼んでくれた。





「壁が真っ黒だね…」


そのお店の個室は、壁や床が真っ黒。

おまけに、テーブルやソファーも全て黒で…なんだか大人の雰囲気がムンムン。





「まあ、見てろって」

「?」


南朋はそう言って、手元にあったスイッチを押した。すると…




「えっ……」


急に部屋が暗くなったと思ったら…





「え、うそ……」


真っ黒な床や壁や天井に…きれいな星が現れた。




「すげえだろ」

「なにここ!?この店は一体…」

「ここはプラネタリウムが見れるBARなんだ。前に携帯で、店のHP見たことあって…ずっとお前と来たいと思ってた」

「…へえ・・」
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