あの花が咲く前に②
「・・・。私ね?
この目が 大嫌いだった。」
「・・・。」
彼女はゆっくり話しだした。
「これは私が3歳の時。
・・・親が私を売ろうとしたの。
経済的に 家が苦しくて
お金が欲しかったのだと思うわ。
その時に 私の目をみて言ったの。
その目はいくらで売れるかしら。
ってね。」
「っ!?」
「・・・それからというもの
たくさんのお嬢様やおぼっちゃまが
私のことを「宝石」として
見るようになった。「物」として。」