俺様彼氏とあたし様。
唇を離した寧音がニコッと笑った。



やべぇカワイイ…。



「起きようか」

「あ、そうだな…。そう言えばお前撮影ないのか!?」

「18時半からあるよ」

「そうか…」



すげぇ離れたくねぇ…。



俺もついて行きたい。



「俺も行く…」

「来ないでよ。恥ずかしくて笑えないから」

「ダメ。行く」



ムクッと起き上がった寧音は、髪を整えてる。



呆れた表情をしながら俺の頭をグシャグシャにした。



「寝てなさい」

「ムリ。俺、今、寧音病にかかってんだよ。だから一緒にいないと死ぬ」

「はぁ~…。仕方ないな…」



無理矢理OKをもらった俺は、寧音と一緒にリビングに出た。



ビール瓶片手にタバコを吸ってる蓮司が何かを見てる。



「こんな時間から飲んでんなよ…」

「おっ!?ひー君と寧音」



家ではこんな親父なのに…。




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