俺様彼氏とあたし様。
日向に起こされたらもうお昼休み直前だった。



誰か来たらいやだからあたしと日向は急いで図書室を出た。



「ベッド以外も結構いいな。なんつーか燃える」

「やだもう…。絶対しない…」

「次は音楽室のバッハの下とか?」

「バッハじゃないよバカ…」



日向の変な性癖を開花させてしまったかもしれない。



それより最近のあたしは感じ過ぎなんじゃないかと思う…。



逆に心配だ…。



「一緒に住んだら毎日とか言わないでね?」

「当たり前だろ」

「いつか死んじゃう…」

「そんなにイイ?俺とすんの」



そりゃあいいよ?



女の子だってエロいもん。



毎回何度も気持ち良くなってて申し訳ないけどさ…。



「避妊だけはしっかりするし。失敗しなけりゃ愛情表現の一つだ。俺、多分寧音以外に反応しねぇし」



そうなの!?



何か嬉しい…。



あたしって日本一の幸せ者かも…。




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