俺様彼氏とあたし様。
【寧音】



日向が戻って来た…。



日向じゃなきゃイヤだ。



もう誰にもキスさせないでね?



日向はあたしのだから。



「ヒナ」

「ん?」



顔を上げた日向にキスをした。



あたしの日向だもん。



ニーナさんに何か負けない。



「ちょっ…。寧音…」

「喋んないでよ」



そのまま日向の上に乗って押し倒した。



キスを辞めないあたしに動揺中の日向。



「あたし今ニーナさんに闘志燃やしてんの」

「意味わかんねぇ!!」

「好きだよヒナ…」

「えっ!?はぁ!?ちょ、待てよ寧、音…」



今日はあたしの日向。



日向のあたしじゃなくてあたしの日向だよ。



誰にも渡さないから。



「ムリ…今日はヤりたくねぇ…」

「あたしがしたいの。今日は日向を壊してやるから」



ニーナさんにキスなんかさせた償いをしてもらわないとね?




< 422 / 425 >

この作品をシェア

pagetop