花火~散る記憶~



現実って……

そんなの知らない!!





何!?私……

あ…ダメだ。頭痛い。


理解出来てない。思考回路が停止してる。





なんで急に?

わざわざそれを言う為に、修学旅行先まで来たの?



わからないよ…






「巧弥くん…これ夢なのかなぁ。私ずっと夢見てるのかなぁ…っ」



ううん。こんな事言ってても私分かってる。現実だって…





でも少しでも嘘だと言ってほしい。

いつもみたいに、冗談だよバーカって言ってからかってほしい。





「繭…ごめんな。本当に悪りぃ。
もう決まった事だし。俺の事はもう忘れて 」






カが抜けて、その場に崩れ込んだ。
涙は止まらずにいる。


そんな私を見て、申し訳なさそうに 巧弥くんは姿を消した。






なんか……タイミング悪いね

なんで私、記憶無くしたの?




私神様から意地悪されてるのかな…








どうしよう…私どうやって歩いてたっけ
どうやって呼吸してたっけ


分からない。なにも分からない。




私はどうしていれば、また巧弥くんと一緒にいれたの?

記憶無くしたから嫌になったの?




なんでわざわざ修学旅行先に…?









ーーーー立てない。









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