愛する眠り姫に目覚めのキスを




.....1人ずつ喋れよ.....

そんなに一気に質問されても困るっつーの.....





内心イライラしながらも質問に答えていたとき、

俺の耳に聞き覚えのある声が聞こえた。






「詩音、

日本史の教科書持ってない?

次の授業で使うんだけど.....」






....つばきっっ!?



俺はつばきだと分かると隣の席を見ようとした




そう、見ようとしたんだ.....









くそっ....見えねぇ!!


人が多すぎて俺の視界が遮られていた。




それでもどうしてもつばきと話したくて

俺の周りの人を掻き分けて詩音の席まで飛び出した。








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