ダイス
「じゃ、賽子についての考察を続けますか」
深水は賽子の写真を机の上に広げた。
紗江子はその写真を見るなり、大きく瞬きをした。
色を失っている気がしたのだ。
目の部分の赤を感じなかった。
だが一度瞬きをすると色は戻り、赤を以前より鮮明に感じた。
一体何?
紗江子は不思議に思いながら写真を凝視した。
この写真ばかり見過ぎで、目が疲れているのだろうか。
「あの、いいですか?」
紗江子は一応、発言の許可を取った。
「何?」
それに答えたのは勿論深水だった。
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