ダイス



「うーん、四人目までは全部奇数……だけど、後は違うか」


紗江子は順番に写真を並べてから、数字をメモに書き出した。


ここに何らかの特性は見付けられないので、転がされたといえばそう思える。


適当な出目。


そう言われてしまえばそうにしか見えない数字の羅列だ。


「転がされたといえば転がされたもの、か」


紗江子と同じように写真を覗き込む深水の横顔が直ぐ近くにあった。


いつの間に移動してきたのか、紗江子の真横に構えている。


「そうですね」


こうして見ると、その横顔は三年前のものと変わらないように見えた。


「適当な出目といえば、そう見えますよね」


蓮は目を細めて写真を見ている。



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