「同じ空の下で…」
なんで?って言ったら、よくわからないけど、

最近までは私が「本妻」のような立場なのかな?っても思っていたけど、

単に亮太にとっての「身の回り世話人」であるだけの事を知った。


亮太の部屋を掃除する要員。

亮太のごはんを作る要員。

亮太の性処理を処理する要員。


…そんな感じな立ち位置が、私のようだ。

かといって、虚しさの微塵もない。


私はこれでいいんだ。


お金を貯めたら、絶対に・・・・出て行ってやる。



そんな狂気を胸に秘め、日々をだらだらと過ごしていた。


いつしか・・・・

私の中には

亮太への感情は

なくなっていた。

亮太もきっと、同じなんじゃないかな・・・・。

何度だって



浮気を繰り返すんだから・・・・・・・・




だから

私は、

遠い過去に

感情っていうものを



置き去りにしたんだと思う・・・・




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