「同じ空の下で…」
「…ばれてる?」

「完全に面白がってるじゃん。」

「…悩んでるって言うけどさぁ…。艶香の腹は決まってんだろ?ただ、俺の後押しが欲しいだけなんじゃないのか?」

「…ど、どう言う事?」

「仕事続けたいんでしょ?瞬には悪いけど…日本で頑張るって…言いたいんじゃないの?」

「…ち、ちがっ!」

「…じゃ、辞めて、無一文で瞬についていく覚悟な訳?瞬におんぶに抱っこな状態だろ?いいのか、それで?」

タケルは、真剣な瞳で私に説くように話していた。

決して面白がる様子はなく、真面目な眼差しで私の目を見た。

「…完全なる…依存…か…。」

私は呟いた。

タケルが前に私に言った『艶香はそれでいいのか?』って、この事だったんだなぁってなぜか冷静に思い出した。

「…俺じゃなく、ちゃんと瞬に相談して2人で決めるべきだよ。これから2人で人生を歩いて行くんだろう?…ならば、尚更じゃないのかな…。」


< 573 / 646 >

この作品をシェア

pagetop