チャットの貴方に恋をする
私がキーボードを叩いていると、タンッタンという軽やかな階段を上る音が聞こえた。
あ…この音は、私の家の全自動家事専用ロボット―私の母が階段を上る音だ。
「雪那、起きてるならご飯だから起きなさい」
うぅ…もう少し話してたいのに…しかし、私のお腹はもう空腹のボーダーラインを越えたらしく養分がほしいを訴えている。
どうやら、今回の空腹には勝ち目はないようだ。
私は溜息をつき、キーボードをたたく。
蓮歌 「飯ROM
龍弥 「tr-
奏 「いってらー
恭明 「tr
私はPCを閉じ、部屋から出た。
階段を下りると、チャーハンとスープという献立がテーブルに置いてあった。