ケータイ彼女に恋して

『ナチュヘ

俺は…、例えナツが俺の持つイメージとは違っても、幻滅する事はないよ。そりゃあ…人間なんだから、良いところも悪いところもあって当然だし、幻滅なんて勝手な感情を抱くのは、俺の一人よがりだから。

だから、俺は変わらずにナツが好き。

例え20代の若い子であっても、40代のおばちゃんであっても、それは変わらない。俺はナチュの人柄に惹かれてるんだからさ!
ナツはナツ。

睦月』


送信―…。

…何だかナツに告白でもしてるような、メールだけど…

俺の正直な気持ちだから、まぁいいか。


それから―、

ナツからの返事は暫くこなかった。

次の日も、そのまた次の日も。

俺はその間も変わる事なく、毎日を仕事と小説に捧げ、

気づけば、ナツからの返事が来たのは、
週末の土曜の夕方の事だった。


『睦月さんへ

返事遅れてゴメンなさい。ちょっとバタバタしてて。

睦月さんからのメール凄く嬉しかったよ。まるで告白されてるみたいで(笑)

言った方がいいか、少し悩んだんだけど…私、男の人と同棲してます。もう一年半ぐらいになる。

だから…睦月さんの気持ちは嬉しいんだけど………

って私、何か勘違いしてます?(笑) 勘違いしてたら、キャーッって叫んで穴に入りたいです…

でも、本当にありがとう。気持ちは凄く嬉しかった。
ちなみに私はナチュじゃないです(笑)

ナツ』


――――…。
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