ケータイ彼女に恋して

その言葉を聞くとリエは驚いた表情を見せて言った。


「ミズキのこと…幼なじみだって気付いたんだ?」


「いや、気付いたっていうか…ミズキが」

「え〜っ!!?ミズキっ自分から言っちゃったんだっ?……バカだな〜」


そう言うとリエは、荒っぽく髪の毛を触り始めた。

「バカって…なんで?」

喜怒哀楽に富んだリエという子の発言に、俺の気持ちと思考はとても追いつかない。


「いやっ…それは企業秘密だね」

「何それ?」


「てか、アンタがミズキに酒飲ませるからだよ〜」

俺の疑問など、そっちのけで、リエは自分の発言を淡々としていく。

コイツ…B型だな…


そうこう話している内に、先ほど頼んだライムハイが部屋に届いた。

店員が運ぶグラスが、テーブルに付くか付かないかぐらいの速さで、リエはそのグラスを手に取り、

俺が突っ込むよりも早く、「いただきます」と言い、グラスを口に運んだ。
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