ケータイ彼女に恋して

「決まってんじゃん!!ミズキのこと、好きなのかってこと!!」

強めな口調で、リエは即座に切り返した。

だけど、その表情は柔らかい笑顔。


「…好きか?何て…今はわかんないよ」


"今は"…何て言葉も、このリエという子からは、すぐにも揚げ足をとられそうだけど…

好きってほうが可笑しくないか?


「襲おうとしてたくせに」

眉を寄せ、少しトーンの低い声。


「いやいやいやいや!!襲ってないから!!襲おうとしてないから」

リエの言葉に慌てふためくように、かつ力強く否定した。


そりゃ…ちょっとヤバかったのは認め…

俺はブンブンと首を振った。

「だ、大体ミズキは俺の幼なじみだからな…だから…襲うなんて有り得ねーし!!」
< 161 / 164 >

この作品をシェア

pagetop