この恋は、絶対に秘密!
「……お嬢様!!驚かさないでください!!」

「ごめんなさい!お父さんにバレたくなくて……」



両手を合わせて謝ると、汐美さんはホッとした様子で肩の力を抜く。



「あぁ……でもご無事で安心しましたわ。どこへ行ってらしたんです?」

「うーん……話は後ね。
とりあえず何でもいいから着替えを持ってきてもらいたいの。それとそこの部屋の鍵を開けてくれない?」



私は裏庭に面している来客用の部屋を指差す。

普段あまり使わない部屋だから、ここでササッと着替えてしまおう。



「……かしこまりました。すぐにお持ち致します」



汐美さんは深く追求せずに家の中へと入っていった。

やっぱり汐美さんに頼んで正解だった。彼は私のことをよくわかってくれてる。


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