この恋は、絶対に秘密!
本当は気になっているだろうし、お父さんにも早く報告したいだろうけど、

家政婦さんの中でも一番私の味方をしてくれる汐美さんは、私のお願いを優先させてくれるのだ。



そわそわしながら木陰に隠れて少し待っていると、彼が戻ってきて部屋の中から手招きする。

中へ入ると、私の白いワンピースとボレロを手渡してくれた。



「ありがとう、汐美さん!助かった~」

「旦那様にも見付からないようにダッシュしてきましたわ!」



得意げな顔で小さくガッツポーズを作る汐美さんはなんだかすごく可愛らしい。

けれど、すぐに真顔に戻って私に詰め寄ってくる。



「でも昨日はあれから大変だったんですよ!
お嬢様が見付からないものだから『警察に捜索願いを出せー!』って旦那様が言い張って」

「け、警察っ!?」


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