この恋は、絶対に秘密!
ドキリと心臓が跳ね、嫌な緊張感が走る。

確信しているような未来くんの言い方に思わず動揺してしまう。



「な、んで?そんなわけない……」

「瀬奈ちゃんに嘘はつけない」



彼は細長い人差し指を立て、黙らせるように私の唇にちょんっと触れた。

そして右の口角を上げ、意地悪っぽく笑う。



「僕も瀬奈ちゃんのことが心配だったから、汐美さんに色々問い質したら逆ギレされちゃってね。
『お嬢様は上司様と逃避行中なんです!邪魔はしないであげてくださいませっ!!』なんて言うからさ、それって絶対男のトコだろうなと思って」



……し、汐美さぁーーん!!


私が余計なことを言ってしまうのは汐美さんの影響だったりして……

なんて思ったりもするけれど、彼に悪気がないのは十分わかっている。

むしろ私のことを想ってのことだから仕方ないのよね。


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