この恋は、絶対に秘密!
うぅ、そうきたか……

こういう(面倒な)こともあるからお嬢様ってことを隠していたのに……。


心の中でため息をつき、口の端を引きつらせながらぎこちない笑顔を作る。



「え、えぇ……頼んでみますけど……」

「やったぁ♪お願いします~!」

「でも和久井さん、どうやって知り合ったんですか?」

「えっ!?」



そんな疑問を持つのは当然かもしれないけれど、一番困る質問に私はギクリとする。



「ほんとほんと!超羨ましい!」

「レストランに行っても会えないことがほとんどだし……てゆーか、まずお高くてあんまり行けないし」

「どうしてそんなに仲良くしてるんですか?」

「そ、それは……」



口ごもる私に、再び彼女達は疑惑の視線を向け始める。


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