この恋は、絶対に秘密!
岬さんは、きっと未だに優海さんが亡くなったことを悔やんで、それに縛られている。

何がそこまで彼を苦しめているのだろう──。



それを知ったところでどうにもならないことはわかっているけれど、やっぱり気になって仕方なかった。

探る方法は一つだけ。



「ねぇ、未来くん……岬さんと何があったの?」



料理教室の日、私は火にかけた牛乳をゆっくり掻き混ぜながら単刀直入に言った。

隣で海老の殻をむく未来くんは、ぴたりとその手を止める。

彼をちらりと見上げると、あまりにも突然でストレートな質問だったせいかしばらくフリーズしていた。


そして、またゆっくり手を動かし始めると、私を見ずに不機嫌そうな声を出す。



「アイツにはもう関わらないんじゃなかったっけ?」

「……それは無理だってわかったの」


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