この恋は、絶対に秘密!
“直接何かあったわけじゃない”ということは、二人の間を繋ぐものはもしかして優海さん……?


ソースを混ぜるように頭の中でも様々な思考を巡らせていると、未来くんが横から手を伸ばして火を消した。

そして突拍子もないことを言う。



「来週の金曜日、瀬奈ちゃんの仕事が終わったらデートしない?」

「は……デート!?」

「うん、ちょっと行きたいとこがあって」

「でも……」



この間のミーハーな彼女達に迫られたことを思い出す。

人目が気になるから、あんまり未来くんと出歩きたくはないんだけどな……なんて考えていると。



「瀬奈ちゃんが知りたいこと、その時に教えてあげるよ」

「えっ……?」

「安心して、絶対人目にはつかない場所だから」



やっぱり私の頭の中を透視してるんじゃないかと思うようなことを言って、未来くんは意味深な笑みを浮かべた。



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