この恋は、絶対に秘密!
ほんの少し心に芽生えた不安に箸を止めたままでいると、知恵美ちゃんが「あっ!」と何かを思い出したように声を上げる。



「そういえば!ついこの間、課長が女の子のお店から出てきたとこを見たって先輩が言ってたわ」

「女の子のお店?って何?」

「だからキャバクラとか風俗でしょーよ!」

「え……えぇえ!?」



キャバクラはまだしも、風俗って…
女の子といかがわしいことするお店でしょう!?

まさか、あの課長が!?



「な…何かの間違いじゃ…」

「今回はちゃんとした目撃情報があるんだから本当でしょ。あぁ見えて課長も遊んでんのね~」

「うそ……」



課長はそういう所になんて絶対行かないと思ってたのに…

軽く…いや、結構ショックだ……。


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