キスから始まらない恋。




なんてこと!!


ちょっと嬉しいとか思っちまっただろ――!!


私のバカ!バカ!




「おはよ」



自分の頭を殴っている変人に、声をかけた人。


周りには、たくさんの美人さん達。



「あ、おはよう」



ヒソヒソ…
『なんてなれなれしいの』
『ね―』


うぅ…怖いよぉ。


しかも皆さん美人ですから、睨んでても絵になってるんですよ――。



「お、おはよう…ございます」




「これから、よろしくね」


ニコッ


……ん?


なんか、今すごい違和感があった。
< 18 / 19 >

この作品をシェア

pagetop