その恋、取扱い注意!
「あ! もしかして高校生? ごめんね~ 社会人になったら来てね」
私の顔を見ると、客引きのホストが苦笑いしながら言い手を離した。
高校生に見られて腹をたてるけれど、久我さんたちが立ち止まる私に気づかずに歩いている。
置いて行かれないように、ひょろっと背だけ高いホストを睨みつけてふたりを追いかけた。
「あったわ!」
キラキラ輝くLEDの看板を雑居ビルの2階に見つけたのは、それから少し経ってから。
ピンクのLEDの看板に『美人堂』って書いてある。
居酒屋らしくないんだけど……。
ふたり並んで歩けないくらいの狭い階段を、上がっていく久我さんと菊池さん。
私もふたりの後を付いていく。
あーお腹空いたな。なに食べよう……。
そんなことを考えながら、お店の中へ入った。
「いらっしゃ~~~~いませぇ~~」
目の前に現れた女性に、私の目が大きく見開いた。
え……? え?
「3名様ですかぁ~ こちらへどうぞぉ~」
おネエ……?
戸惑う私の腕に腕を絡ませ、久我さんがにっこり笑って席に向かう。
私の顔を見ると、客引きのホストが苦笑いしながら言い手を離した。
高校生に見られて腹をたてるけれど、久我さんたちが立ち止まる私に気づかずに歩いている。
置いて行かれないように、ひょろっと背だけ高いホストを睨みつけてふたりを追いかけた。
「あったわ!」
キラキラ輝くLEDの看板を雑居ビルの2階に見つけたのは、それから少し経ってから。
ピンクのLEDの看板に『美人堂』って書いてある。
居酒屋らしくないんだけど……。
ふたり並んで歩けないくらいの狭い階段を、上がっていく久我さんと菊池さん。
私もふたりの後を付いていく。
あーお腹空いたな。なに食べよう……。
そんなことを考えながら、お店の中へ入った。
「いらっしゃ~~~~いませぇ~~」
目の前に現れた女性に、私の目が大きく見開いた。
え……? え?
「3名様ですかぁ~ こちらへどうぞぉ~」
おネエ……?
戸惑う私の腕に腕を絡ませ、久我さんがにっこり笑って席に向かう。