その恋、取扱い注意!
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昼休み、更衣室に戻りスマホを見ると湊からメールが入っていた。

『今日、何もないなら家に来いよ』

とだけある。

「家って、湊のマンションのことだよね……?」

ふと、マンションへ行った時のことを思い出してしまい、急激に暑さに襲われた。

マンションへ行ったら私、湊に食べられちゃうんじゃ……。
でも話もあるし……。

終わったら行くね。とメールを返し、バッグの中へスマホを放り込んだ。

就業後、湊のマンションがある駅に着くと、オムライスの材料を買って向かった。
湊のマンションは、駅から徒歩5分のところにある立地条件のとても良いところ。

結婚したらあのマンションに住むんだよね。
2LDKだけどリビングはかなり広いから、窮屈な感じはない。

足取りも軽く買い物袋をぶら下げて、マンションのエントランスに足を踏み入れた。

「ミミ」

その声に立ち止まると、エントランスの壁際に置かれたソファから、湊が立ち上がったところだった。


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