その恋、取扱い注意!
「湊、どうしてここに?」

「少し散歩してた」

「散歩? おじいさんみたいだね」

「おじいさんで結構。ミミは少し歩いた方がいいんじゃないか?」

湊の視線が、私の身体を上から下まで動く。

「もうっ! それってどういう意味よっ」

「ミミはもう少しここを減らした方がいいな」

そう言って頬を引っ張られる。
それから私の持っていたスーパーの袋を持ってくれる。

「何か買ってきたの?」

スーパーの袋を広げて、中身を覗いている。

「オムライスを作ろうかなって」

「ミミのオムライス、久しぶりだな」

「湊が唯一褒めてくれる料理だから」

湊に初めてオムライスを作ったのは中学2年の時だった。あの時、ものの3分くらいで一気に平らげたんだよね。あれから何回湊の為にオムライスを作ったっけ。

過去を思い出していると、湊の部屋に到着していた。




< 190 / 437 >

この作品をシェア

pagetop