その恋、取扱い注意!
「寝ると襲うぞ」

「んー」

目を閉じたまま返事をするとシーツが剥かれ、空調のきいたひんやりした空気が身体を滑る。

「きゃっ! 湊っ! 返してっ」

「目が覚めただろ?」

「もう……」

湊からシーツを奪い返して、身体に巻きつけると立ち上がる。

「シャワー、浴びてくるっ」

こそこそ逃げるようにシーツを引きずりながら浴室へ向かった。

******

自宅まで送らないでいいと言ったのに、湊は結局送ってくれ、自分も実家に泊った。
明日も会うのだからその方がいいと。

朝、湊の電話で起こされた。
目覚ましの音かと、ぼんやり考えながら次第に覚醒していく脳が、この曲は電話だよと言っている。

ハッとして枕元のスマホを見ると、湊の文字。




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