その恋、取扱い注意!
「デートの相手にいつもそんな乱暴なのっ?」
「そんなわけないだろ」
前を向いたまま答える湊。
ってことは、私だからどうでもいいって感じ?
「どこに行きたい?」
「どこでもいいけど、美味しいお刺身が食べたい」
「ほんと、ミミは食い気だな」
「いいでしょっ! どこ行きたいって聞いたのは湊だし」
「じゃ、デートの定番中の定番、江の島あたりまでドライブしようか?」
江の島って、デートの定番だったの?
湊はなんども彼女を連れて行ったりしているのかも。
月曜日で首都高速道路は少し混んでいたけれど、それを抜けると車はスムーズに江の島に向かっている。
「先に飯食う?」
海沿いの国道を走っていると、海の幸を売りにしている食堂を目にするようになった。
「うん! 朝食食べてないからお腹空いてるんだ。2人分でも食べれそう」
「恐ろしい食欲だな」
湊が笑って言う。
「湊っ! 本気にしないでよ。ものの例えなんだから」
「お! ミミ、あそこにしよう」
「さしみ」と書かれた大きな看板を見た湊は、車のスピードを緩めた。
「そんなわけないだろ」
前を向いたまま答える湊。
ってことは、私だからどうでもいいって感じ?
「どこに行きたい?」
「どこでもいいけど、美味しいお刺身が食べたい」
「ほんと、ミミは食い気だな」
「いいでしょっ! どこ行きたいって聞いたのは湊だし」
「じゃ、デートの定番中の定番、江の島あたりまでドライブしようか?」
江の島って、デートの定番だったの?
湊はなんども彼女を連れて行ったりしているのかも。
月曜日で首都高速道路は少し混んでいたけれど、それを抜けると車はスムーズに江の島に向かっている。
「先に飯食う?」
海沿いの国道を走っていると、海の幸を売りにしている食堂を目にするようになった。
「うん! 朝食食べてないからお腹空いてるんだ。2人分でも食べれそう」
「恐ろしい食欲だな」
湊が笑って言う。
「湊っ! 本気にしないでよ。ものの例えなんだから」
「お! ミミ、あそこにしよう」
「さしみ」と書かれた大きな看板を見た湊は、車のスピードを緩めた。