その恋、取扱い注意!
『イーサン、あそこにいる男性の前でおろしてね』

『はい』

アパートメントの前に立つ湊の前に車が停められた。
後部座席に乗っている私が見えたようで、車が停車すると私側のドアが外から開かれた。

「大丈夫か?」

車を降りた私の左手に湊の視線がいく。
湊はまだスーツのままだった。

「うん。心配かけてごめんね」

湊が私のバッグを持った時、アリサさんの声がした。

「あの……ミミさんの旦那様ですか? このたびは本当にすみませんでした」

アリサさんは湊に深々と頭を下げた。

「事情がわからないけれど、ミミが許したのならそれでいい」

ちょっとつっけんどんに聞こえる。

「じゃあ」

湊は私の背に腕を回す。

『アリサさん、気にしないでね。すぐに治るから。イーサン、送ってくれてありがとう』

急いで言うと、湊に支えられてアパートメントに入った。

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