その恋、取扱い注意!
「顔色が悪い。ソファに座って」

湊は私をソファのところまで促すと、座るように言ってキッチンへ入っていく。

少ししてホットミルクの入ったマグカップが渡される。

「医者はなんて?」

隣に腰を下ろした湊は、包帯で巻かれている左手にそっと触れる。

「軽い捻挫だって。彼女が乗った自転車が後ろからぶつかって」

「そうか……痛むだろ」

「痛み止め飲んでいるからそれほどでもないよ」

「薬飲んだんなら、パブはいけないな」

「大丈夫だよ。お酒飲まなきゃいいんだし。お腹すいたでしょう?」

「今日はすぐに休んだ方がいい。あ、送ってもらったラーメンがあったよな。それ作るよ」

「じゃあ、私が」

立ち上がった湊に習い、私もソファから立ち上がる。

「いいから、横になってろよ」

湊は私をもう一度ソファに座らせてから、着替えのために寝室に入っていった。







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