その恋、取扱い注意!
湊が作ってくれたみそ味のラーメンをすすりながら、右手じゃなくて本当に良かったと思う。

利き手の右だったら、かなり不便な生活になってしまう。そうはいっても包帯の手では顔も思うように洗えないし、お風呂だってビニールを巻いて慎重に入らなければならないだろう。

ちょっと恨めしそうに包帯に巻かれた手首を見つめていると、湊の声がした。

「心配するなって」

「え?」

なにを心配するなって?

「さ、風呂に入るか」

湊はテーブルを回って私を立ち上がらせると、ブラウスの前ボタンに手をかける。

「み、湊っ」

「ひとりじゃ無理だろ? って、お前ここでエッチすると思ってる?」

「ち、違うけど……」

「病人のミミちゃんをきれいに洗ってあげるだけだから。残念ながら痛みが取れてからな? 俺っていい奴だろ?」

そう言いながら、次々と私が着ているものを取り去り、ブラジャーとショーツだけの姿になる。

暖房が利いているから寒くないけれど、湊の指先が腰に触れて微かに震える。

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